子供が少ない時代だけど、助産師の需要はあるの?

助産師に将来性はあるの?



助産師は看護師の資格を取得した上で受験することができる資格です。

分娩に大きく関わるほか、赤ちゃんや妊婦のケアなど、妊娠と出産における幅広い範囲の仕事ができる資格ですが、最近は少子化が叫ばれていることもあり、助産師の需要を心配する人も少なくありません。


看護師の資格を取得するだけでも大変なのに、助産師の資格を取って需要がなかったら…と考えてしまうのもうなずけます。

こちらでは、助産師の需要や将来性について掘り下げていきたいと思います。


少子化問題で助産師の需要は減少する?


少子化の現状について

日本の少子化問題についてはかなり前から取り沙汰されていますが、現状もまだ具体的な対策ができておらず、少子化は進んでいる傾向にあります。

1人の女性が一生のうちで子供を産む人数を数値化した「出生率」は、2012年で1.41人だったそうです。


日本の人口を維持するために必要な出生率は2.08以上といわれているため、現在も少子化が改善されていないことがわかります。

少子化の原因にはさまざまな理由が考えられますが、ひとつは働く女性が増えたために結婚が遅れ、出産できる年数が短くなったということが挙げられます。


仕事をしながら子育てをするのは大変なので、結婚をしても子供を作らない夫婦が増えたということも理由のひとつです。

また、核家族化が進んでたくさんの子供を家庭内で育てることが難しくなったということも少子化が進んでいる要因だといわれているほか、昔と比べると子供1人あたりにかかる教育費が非常に増えたため、たくさんの子供を産んで育てることができないということも原因のようです。

少子化が進むことで考えられる問題は?



日本の少子化が問題視されている中、なぜ子供が少ないと困るのか、という点についてはよくわからない、という人も少なくありません。

日本は現在少子化とともに高齢化社会が進んでおり、日本人の平気寿命はどんどん伸びています。


高齢者の生活を支えている主な収入は「年金」。現在の高齢者の年金は1人について3人の労働者で支えているそうですが、少子化が進むと今度2人で1人の年金を支えなければならなくなり、若者の負担がどんどん大きくなってしまうのです。

ただでさえ不景気の煽りを受けて収入が減少している中で、そのほかの負担が増えてしまっては、ますます少子化が進むどころか労働者自身の生活も成り立たなくなってしまいます。

今後の社会を支えていくためにも、少子化対策は非常に重要です。

少子化対策にあたってどんな方法が有効?

少子化を食い止めるためには、現在少子化が進んでしまっている原因をひとつひとつ解消していく必要があります。

例えば、働く女性が子供を産んだ後も仕事を続けやすいように、育児休暇や時短勤務制度などの充実化を図ること、地域自治体による子育て支援をより積極的に行なうといったことが必要です。


また、教育費においても国が制度を整え、教育費が原因で子供を産まないという夫婦が増えないような対策を取る必要があるでしょう。

少子化問題はそれぞれの家庭だけではなく、国や企業など働く女性を取り巻くすべての団体や制度が考えていかなければならない問題なのです。

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【将来性あり!】今後も助産師の需要が高まる理由とは


助産師や産婦人科医が不足傾向にある

少子化問題が深刻であるなら、分娩の数が減るので助産師の需要も低くなるのでは、と考えがちですが、助産師の需要は現在上昇傾向にあります。この理由としては、単純に助産師として働く人が少ないこと、産婦人科医が減少していることが大きいです。

小児科と産婦人科医は以前から減少傾向にあるといわれており、医師が不足することで助産師の仕事量が多くなることが、助産師不足を生み出しているといわれています。


2006年当時は、日本で必要とされる助産師の数が28,000人といわれていたところ、実際に働いている助産師は26,000人と2,000人も少ない現実がありました。

その後助産師不足は解消されているといわれていたのですが、実際の産婦人科の現場では、やはり助産師の数が足りないという声が多いのだそうです。

助産師の活躍の場が広がっている

産婦人科医の減少によって、助産師の活躍の場が広がっていることも、助産師の需要が高まっていることにつながっています。

妊婦健診においては、これまで産婦人科医が行なうものとされていましたが、産婦人科医不足により、妊娠や出産に関する幅広い知識を習得している助産師がそれを行なうという動きがあり、「助産師外来」を設置する産婦人科が増えてきています。


これによって助産師が活躍できる場が増えたことで、より多くの助産師が必要となっています。

ちなみに、産科医の検診でも助産師の検診でも、妊娠の経過にほとんど差はないというデータがあるようですので、助産師外来でも安心して検診を受けることができます。

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分娩がなくなることはありえない



助産師の需要において、少子化が進んで分娩数が少なくなることが心配されていますが、分娩数が減っても分娩自体がなくなるということはありえないため、需要がなくなるということは考えにくいです。

少子化進む分その後助産師になる数自体も減ってくると思われ、助産師が必要以上に増えてしまうということもないといわれています。

むしろ、高齢出産が進むにつれて「ハイリスク出産」が増え、妊娠や出産においてより高い知識をもった助産師が必要になるといわれているため、助産師の需要は今後高まる傾向にあると考えてよいと思われます。

助産師の就職率は高い

ご紹介したように、現在も助産師の需要は高く、今後も需要がなくなることはないと考えてよいようです。

就職率も100%に近いといわれており、専門性を高めてやりがいをもって働くことができる仕事ですので、出産や赤ちゃんに関わる仕事がしたいと考えている人は、ぜひ目指してみる価値があると思います。

助産師に将来性はあるの?まとめ

  • 少子化問題は進んでおり、具体的な対策が取れていない現状
  • 少子化は進んでいるが、助産師は不足傾向にある
  • 産科医の不足や助産師の活躍の場が広がったことから需要が高まっている
  • 今後ハイリスク出産が増えるため、より優秀な助産師が必要となる

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