看護師さんのスキルアップに人気の助産師資格

【キャリアアップ】看護師から助産師になるには?



はじめから「尊い命の誕生の場に助産師として関わっていきたい」と考えて、看護師、そして助産師の資格を同時にとる方もいれば、看護師として働くうちに助産師への憧れを持ったり、スキルアップ・キャリアアップを考えて助産師を目指す方もいます。

そのような場合には、看護師として働きながら助産師資格をとることになり、これが実は簡単なことではありません。

まずは助産師になるメリットを確認し、看護師から助産師になる方法、その上での注意点についてチェックしておきましょう。


看護師から助産師になるメリット


資格がプラスされる

看護師は看護師のみの国家免許を取得しますが、助産師は看護師免許を取得したうえで、さらに助産師の国家免許を取得して初めて、なることができます。助産師認定養成校の看護大学に入学した場合には、卒業と同時に看護師と助産師、双方の国家資格を受験するということです。

看護師が助産師の仕事をすることは出来ませんが、助産師は看護師の仕事をカバーでき、それだけの知識とスキルを身につけていると周囲から認められます。これはキャリアアップにつながるメリットです。

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看護師とは違う仕事や働き方ができる

助産師は、正常分娩であれば医師の指示なく「助産行為」を行うことができ、助産師免許があれば助産院を開業して独立することも可能です。産科に勤める看護師は、医師の指示があったとしても助産行為を行うことは出来ません。

また、産科の看護師は他の診療科へ異動になる可能性がありますが、助産師は、産科以外への異動が少ない傾向があります。これをメリットと感じることもあるでしょう。

助産師の勤務場所として最も多いのは病院、次にクリニックや診療所ですが、看護師等養成学校の教員や、保健所、保健センターといった公的施設でも助産師が活躍しています。

収入面のメリット

助産師は全体的に見て、平均年齢、年収ともに比較的高めです。若い方が多い看護師に対し、助産師の平均年齢は45.5歳、平均月収は約34万円、平均年収は560万円となっています。

看護師全体の平均年収は473万円、同年代である40代看護師の平均年収が511万円なので、年代を加味しても助産師の方が収入が高めの傾向と言えます。


看護師から助産師になる方法は?



助産師になる最短のルートは、高校卒業後に助産学を開講する4年制大学で学び、卒業時に看護師と助産師の国家試験を受け、合格するという方法です。

ここでは、いったん看護師免許のみを取得した方が、改めて助産師になるための方法を紹介します。

助産師免許をとるための条件、ルート

助産師になるためには、看護師免許を有していることの他に、下記の条件を満たす必要があります。

・文部科学大臣指定の学校で、6ヶ月以上、助産に関する学科を修了
・厚生労働大臣指定の助産師養成所を卒業、または卒業見込
・外国で助産師学校を卒業したり助産師免許を取得した後、
 厚生労働大臣によって日本の助産師国家試験の受験を認められている

特殊なケースを除いてシンプルにまとめると、

・大学院の修士課程で2年間学ぶ
・助産師養成学校や大学の専攻科、専修科で1年間学ぶ


このいずれかを履修して助産師試験を受けることになり、多くの方が後者の1年間の養成学校へと入学しています。

助産師養成学校の費用は?

学校によりますが、大体下記のような費用を準備する必要があります。

入学検定料:2~3万円
入学金  :20~30万円
授業料  :年間72万円(月6万円)
実習費用 :20万円
設備費  :20万円
教科書代 :10万円
分娩衣  :2万円
合計:157万円

このほかに、1年間の住居費用や生活費が必要です。これだけのお金を準備するのはなかなか大変ですし、いったん看護師の仕事を休んで学校に通うとなるとお金が足りない、という方は少なくありません。

助産師支援制度とは

ほとんどの学校で、日中の講義に1年間通うことになるため、普通はいったん看護師の仕事を辞めることになります。が、なかには「助産師支援制度」を設けている病院があり、そのような施設なら、働きながら養成学校に通うことが可能です。

参考までに、ある大学病院の助産師支援制度では、通学中は出張扱いとなり月給が支給されます。ある総合病院では、月々10万円の奨学金が貸付され、休暇取得が可能です。制度を利用する条件には、勤続年数や勤務年数、資格取得後も継続して働くこと、といったものが見られます。

看護師から助産師を目指すときにはまず、このような支援制度がある病院へと転職するのも一つの方法です。助産師支援制度を設けている病院の求人をピンポイントで探したいという場合に、看護師専門の転職サイトが便利です。

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看護師から助産師になる上で注意しておきたいこと


助産師養成学校の数が少ない

助産師養成学校は、主要都市以外の地域では各県に1~2校しかなく、自宅から通学できないという方も多いと考えられます。

通学に長時間かけたり、引越ししなければならない場合もありますし、家庭がある方は、1年間自宅を空けられるかしっかり検討しなければなりません。

学費や奨学金の条件、受験内容、実習内容などは、学校によって様々です。事前に確認して学校を決める必要があります。

養成学校の入学倍率が高い

助産師養成学校は募集人数そのものが少なく、倍率が10倍というところもあります。看護学校の倍率が約2~5倍ですからかなりの高倍率と言え、助産師の国家試験よりも合格率は低いのです。

そのためしっかりと勉強、準備して入学試験に臨む必要があります。助産師養成学校に入学するための予備校講座や通信講座が用意されており、多くの方がこのような講座を利用して試験に臨んでいます。


試験の内容を見ると、看護学のほか国語や数学、英語といった一般科目があったり、社会人向けの推薦入試を行うところもあります。学校を選ぶ際に確認しておいた方が良いでしょう。

最近では、二年制や夜間通学を設ける学校もあり、看護師の仕事と学校を両立させる方もいます。ただしそのような学校はかなり限られますし、少なくとも実習中は仕事を休む必要があります。それ以前に養成学校への入学、受験準備でも、かなりの時間を取られることになります。


強い意志で努力をしないと、看護師から助産師になるのは難しい、ということを念頭に置き、それでも目指したい場合には、まずは情報収集や、学校に通うための転職の準備をスタートさせましょう。

<看護師から助産師になるには?・まとめ>

  • 助産師資格を得てキャリアアップ、年収も高め
  • 助産行為ができ、助産院を開業可能
  • 看護師は助産師養成学校で1年間学ぶ
  • 学費はだいたい150万円程度必要
  • 助産師支援制度があれば仕事と通学を両立しやすい
  • 養成学校の数が少なく、入学は難関

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