看護師に多い、燃え尽き症候群とは?

看護師が陥りやすい燃え尽き症候群とは?



「燃え尽き症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

一生懸命努力していた人が、突然糸が切れたようにやる気を失ってしまう状態になってしまうことを燃え尽き症候群といい、看護師はこの燃え尽き症候群に陥ってしまう人が多いといわれています。

ここでは、燃え尽き症候群になってしまう原因や、なりやすい人のタイプ、予防する方法などについて取り上げ、解説していきたいと思います。


看護師が陥りやすい燃え尽き症候群とは?

燃え尽き症候群はうつ病の一種であると考えられていて、別名「バーンアウト」とも呼ばれています。

毎日一所懸命志を持って働いていたはずが、突然スイッチが切れたように無気力になり、自分に自信がなくなってこれまで頑張ってきた仕事に熱意を注げなくなってしまうのです。


毎日必死に働いていて、ストレスを受けていることに気づかないままになっているとき、あることがきっかけとなってそのストレスが一気に心身を襲い、燃え尽き症候群となって表れます。

燃え尽き症候群に陥るきっかけはその人によってさまざまですが、必死に看護をしていた患者が看護の甲斐も虚しく亡くなってしまったときや、必死に努力してきた成果を得ることができないを分かったときに陥ってしまうことが多いようです。

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燃え尽き症候群はどんな症状が表れる?



燃え尽き症候群の具体的な症状としてもっとも挙げられるのが、「心身ともに非常に重い疲労感を感じる」という点です。

心も体も疲れ切ってしまい、前向きに何かに取り掛かることができない、無気力な状態になってしまいます。


目の前の仕事だけでなく、周囲の人たちへの関心もなくなってしまうほか、人によっては今までにないほど攻撃的になってしまうなど、特に精神面において実にさまざまな症状が表れます。

体で感じる症状としては、不眠や食欲不振、頭痛、重度の肩こりなどが挙げられます。


ストレスを感じたときにこれらの症状が表れることが多いですが、さらに重い症状が出るので、無気力さを助長させ、何も手につかなくなってしまうようです。

看護師に燃え尽き症候群になる人が多い理由

看護師として働いている人は、人の役に立ちたい、自分の手で多くの人を助けたいなど、高い志を持ち、その目標を達成するために多大な努力をしている人が多いです。

必死に努力をしていても、なかなかその努力が報われないことはどの世界でもあるのですが、毎日休む間もなく患者のために尽くしていても、患者の症状が改善されない、一所懸命さを分かってもらえないなど、努力に対する評価が得られなかったときのショックが、看護師という職業柄、特に顕著に表れてしまうのかもしれません。


燃え尽き症候群はどんな人がなりやすい?


真面目で努力家、責任感の強い人がなりやすい

看護師であるかどうかに限らず、すべてにおいて完璧な結果を求めてしまう人や、「これが正しい」と一度思ってしまうと譲歩することができない人、人からの非難に敏感に反応してしまう人は、燃え尽き症候群に陥りやすいといわれています。


そのほか、責任感が強く、すべて自分でなんとかしようとしてしまう人や、非難に対して意見をすることができない人、不満やストレスを自分の中に溜め込みやすい人も、燃え尽き症候群になりやすいです。

これは、うつ病になりやすい人ととても似ており、燃え尽き症候群がうつ病の一種であるといわれるのもうなずけます。

人柄以外に環境が影響することも

前述したようなタイプの人はもちろんですが、そうでない人でも燃え尽き症候群になってしまうことがあります。

それは環境によるもので、例えば新人看護師の場合、覚えることがたくさんあるけれど現場の患者には一人前として見られてしまうため、しっかり仕事をしなければといつも以上に気持ちが張り詰めてしまいますが、こうした環境下だと燃え尽き症候群になりやすいです。

そのほかベテランの看護師でも、これまで必死に頑張ってきてふと我に返ったとき、努力しただけの評価が得られていないと感じると一気に燃え尽き症候群に陥ってしまうことがあります。

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燃え尽き症候群を予防する方法はある?


まずは心身を健康に保ち、すべてをポジティブに捉えること

体が疲れていたり、ストレスが溜まっている状態だと燃え尽き症候群になりやすいので、まずは心身を健康に保つことは必須です。看護師は夜勤もあるため生活が不規則になり、疲れが溜まりやすくなります。

しっかり休息を取って食事も規則正しく摂り、適度に体を動かすなど、まずは心身を健康に保ちましょう。


前述したような、燃え尽き症候群に陥りやすい要素があることを自覚している人は、毎日の業務を頑張りながらもマイナスに考えることはしないように心がけ、辛いことがあっても深く考え込まないよう、ポジティブに生活するトレーニングをするのが有効です。

まずはストレスを溜め込まないことが大切ですので、好きなことをする時間を作ったり、家族や気の合う仲間と楽しく過ごすなど、自分が楽しいと思える時間を意識的に作ってみてください。

燃え尽き症候群になってしまったら

燃え尽き症候群になってしまったということは、心身ともに限界が来ているということ。絶対に無理を続けることはせず、まずはゆっくりと休養を取って心身の充電を図りましょう。

仕事が忙しくて休むことができないという人は、心療内科の受診をおすすめします。診断書を書いてもらうことで堂々と休養を取ることができますし、自分が燃え尽き症候群になってしまったと自覚することで、休もうという気持ちになれるはずです。


そして症状が良くなってきたら、前述した「燃え尽き症候群の予防方法」を実践し、症状が再発しないように自分をいたわってあげてください。

看護師が陥りやすい燃え尽き症候群とは?まとめ

  • 燃え尽き症候群は、頑張ってきた人が急に無気力になってしまう症状をいう
  • 看護師は燃え尽き症候群に陥りやすく、心身ともにさまざまな症状が表れる
  • 真面目で努力家、責任感の強い人などがなりやすい
  • 燃え尽き症候群の予防には、心身を健康に保ち、前向きでいることが効果的
  • 燃え尽き症候群になってしまったら、心療内科を受診して休息を取る

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