助産師になるためには、看護資格を取得した上で助産師養成学校へ通って、国家試験に合格する必要があります。
看護師になるより、時間もお金もかかりますが、スキルアップのために助産師を目指す者は少なくありません。
助産師になると資格が増える分、看護師に比べて収入はグンとアップするのでは?と想像してしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ここでは、そんな助産師の給料・年収についてご紹介したいと思います。
助産師の給料・年収
助産師の平均的な年収を調べると530万円前後で、平均月給はおよそ32万円、これにボーナスが140万円程支給される内訳になります。
中には年収800万円の助産師さんもいます。
看護師の平均的な年収が480万円前後ですので、その専門性のために助産師は看護師より年収が40~50万円ほどアップする職場が多いと考えてよいでしょう。
これは、医療系の職種の中でも収入が高いところに位置しています。
■助産師の平均年収 ~看護師と比べてみました!~
初任給は?
助産師の初任給は、月給25万円前後支給されることが多く、その上に夜勤手当等がつけば月給30万円程になることもありますので、経験が浅くてもある程度の高収入を望むことができます。
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助産師は大幅な年収アップも可能!
助産師は医師と同様に開業権が認められていますので、開業助産師となって成功を納められれば、さらなる収入を見込むこともできます。
先ほど紹介した平均年収は、雇われている方を対象とした調査ですので、開業助産師の年収を含めると平均年収はさらに高くなることが予想されます。
将来も収入面は安心!
さらには、助産師の場合は平均年収だけではなく、平均年齢が高めであることも多く、70歳を超えた助産師さんも活躍していることが珍しくはない世界です。
ずっと続けられる仕事であることも、収入面から考えても安心ですよね。
これは、それだけ非常に専門性が高くて、多くの経験が求められる仕事であることの証です。
頼れる存在である必要があり、責任も大きいため、それだけ収入に結び付くんですね。
助産師は職場によって給料・年収が大きく変わる!
助産師は収入が高い職種ではありますが、夜勤がない勤務形態であったり、勤め先によっては、収入に大きな差が生じてしまうことも多いです。
例えば、東京の病院で働く経験5年目の方は月給40万円、年収600万円もらっていますが、地方の病院の場合は、経験12年に関わらず月給29万円、年収400万円と、その差は大きいものがあります。
必ずしも夜勤や休日出勤があれば高収入になるというわけではなく、生活バランスが崩れる中で激務をこなしても、助産師の平均収入に届かない場合だってあるのです。
これには、やはり地域や勤め先が深く関係していますので、転職を考える際は注意が必要です。
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収入に不満を感じている助産師さんは・・・
収入に不満を感じている助産師は少なくありません。
人間関係が濃くなる職場なだけに人間関係は非常に大事ですので、とても居心地が良いということでもなければ、転職を考えてみるのもひとつの解決策です。
激務だが、それに見合った給料をもらっていると満足している方はごくわずか。
「激務なのに割りに合わない…」と感じる人の方が多い世界になっています。
そのように感じているようでしたら、転職に目を向けてはいかがでしょうか?
たくさんの経験が必要になる職種なだけに、様々な職場を経験することも今後のキャリアに良い可能性だってあります。
現在は助産師不足ですので、比較的どこの病院も好条件を提示しています。
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