助産師と看護師、仕事の違いはどんなところ?

助産師と看護師、どんな違いがあるの?

助産師と看護師の違い

赤ちゃんの誕生という神秘的な瞬間に立ち会うことができるのは、助産師として働くことの、大きな魅力の一つです。

日本では少子化が進んでいると言われていますが、それでも助産師の需要はまだまだ増加傾向にあります。


助産師になるには、まず看護師の資格を取得する必要があります。

助産師と看護師は仕事内容も似ているように感じますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?


仕事内容や働ける場所、資格の取得方法についても見ていきましょう。


看護師ってどんな仕事?

看護師の仕事

看護師は医療現場の中でも特に人気で、就業人数の多い職種です。

そんな看護師になる方法や、業務内容、勤務場所について簡単に紹介します。

看護師になるには?

看護師は、看護師国家試験に合格することで免許を得られる国家資格です。

国家試験を受験するためには、看護系の学校や学科で学ぶ必要がありますが、個人の置かれた状況によって学びやすい環境を選べるようになっています。


例えば中学卒業後ならば5年一貫教育コース、高校卒業後ならば看護学校・短期大学へ3年通学、または看護大学への4年通学を修めることで受験が可能です。

<出典>:看護師 /看護医療進学ネット


学校を卒業していったん准看護師となり、実務や修学を経て看護師試験を受けることも出来ます。

実習で使用する器具類が高額などの理由から学費は高めで、例として3年制の公立学校では約130万円、大学では240万円、私立ではこの2倍以上の費用が必要です。


その分奨学金制度が整っている学校が多く、看護師免許取得後、指定病院で一定期間勤務することで返済を免除される奨学金を用意するところもあります。

<関連記事>:看護師って高給取り?!気になる収入について

看護師の業務内容は?

病院や診療科、勤務先によって具体的な業務内容は異なりますが、看護師業務の基本は、「医師の診察や治療の補助」と「患者さんのケア」です。

一般的な病院で働く場合、バイタルチェックや巡回、注射、点滴、採血、カルテ記録やミーティング、カンファレンスなど、さらに病棟であれば、入退院の手続き、食事、入浴、排せつの介助、体位交換、ナースコール対応などの業務があります。

看護師の職場はどこ?

最も多くの看護師が勤務するのは総合病院、大学病院、一般病院などの「病院施設」です。

その他、より小規模なクリニック、一般企業の医務室や健康管理室、老人ホームやデイサービスなどの介護施設、保育園や幼稚園、託児所などの保育施設などが看護師の職場になります。


助産師ってどんな仕事?

助産師の仕事

看護師資格を持っている人の中でも、助産行為を認められているのは助産師だけです。助産師になるための方法や、仕事内容について見ていきましょう。

助産師になるには?

助産師もまた国家資格であり、助産師免許を得るには、看護師免許を取得していることが条件です。

また日本においては、女性にのみ取得が認められています。


国家試験を受けるには、助産師養成指定校で学び、卒業時に看護師と助産師の両方の試験を受けるか、看護師免許取得後、さらに助産師学校で1年以上学ぶ必要があります。

助産師試験の合格者の多くは新卒で、看護師になった後改めて助産師免許を得る方はたった5%となっています。


その理由は、助産師学校の入学自体が狭き門であり、さらには1年で150万円以上の学費が必要となるためです。

助産師の業務内容は?

助産師は、正常分娩の赤ちゃんを取り上げることが可能ですが、その他の分娩では産科医のサポートにつきます。

妊娠期間から産後まで、妊産婦や赤ちゃんの健康管理や生活指導、出産準備のサポートや、母乳指導など、アドバイスを行い相談に応じます。


パートナー、つまり子供の父親への指導も、助産師の仕事です。

助産院では妊婦とともにバースプランを作成して、希望によっては妊婦の自宅へ出張し、分娩を介助することもあります。


また、病院の助産師外来では妊婦の定期検診を担当し、産科医とは異なる立場から妊婦の不安の解消に努めます。

助産師の職場は?

90%近い助産師が、総合病院・大学病院の産婦人科や産婦人科医院、小児科病院などの医療機関に勤務しています。

次に多いのは、助産院への勤務や個人での開業です。その他、保健所や保健センターに勤務し、新生児や幼児、母親の健康をサポートする助産師もいます。


助産師と看護師、どう違うの?

助産師と看護師の違いが気になる看護師

助産師と看護師の業務内容には重なる部分がありますが、異なる部分も沢山あります。

ここでは、給料ややりがい、適性について、助産師と看護師ではどう違うのかを見ていきます。

看護師と助産師、給料が高いのは?

助産師は就業人数少なく需要が高いこと、また分娩手当ての上乗せなどもあり、給料は看護師よりも高い傾向があります。

月収で30~50万円、平均年収は約560万円で、看護師の平均年収473万円に比べて90万円ほど高くなっています。


また助産師の平均年齢は45.5歳と高めで、最高齢では89歳の現役助産師もいます。

このように長く活躍できる職業であることも、平均収入の高さに影響していると考えられます。

それぞれのやりがいは?

病気や怪我へのサポートに対し、患者さんやその家族から「ありがとう」と感謝をされることが、看護師の大きなやりがいになります。

責任ある仕事によって自分が成長でき、ライフステージに合わせて勤務先や勤務形態を変えながら働くことも可能です。


助産師のやりがいは何と言っても、「新しい生命の誕生に立ち会える喜び」です。

妊娠期間を通して妊婦と胎児をサポートし、信頼関係を結びながら共に新生児の誕生を迎えることは、大きな喜びや達成感をもたらします。

<関連記事>:助産師のやりがいや魅力について

助産師・看護師に向いている人は?

助産師と看護師に共通する適性として、「責任感や目的意識が強い人」「てきぱきと仕事ができる人」などが挙げられます。

医療の仕事は、小さなミスや見落としが命に関わる可能性があり、常に責任を持って仕事をする姿勢が求められます。


また仕事の目的意識がしっかりしていないと、ハードな業務や勤務をこなすのが難しくなります。

一分一秒を争うことがある医療現場では、てきぱきと正確に仕事をこなす必要があり、これも助産師、看護師に必要な適性と言えるでしょう。


さらに看護師では、「人の命を救いたい」という気持ちを持っていることが肝心です。

そして助産師は、「子供や赤ちゃんが好きな人」に向いています。


加えて、「(助産院を)開業したい」という目標を持つ人も助産師に向いているでしょう。


以上、看護師と助産師の違いについて見てきました。

より詳しく知りたい方は、看護師向けの転職サイトをのぞいてみると、具体的な職場や仕事内容について知ることができるのでおすすめです。

助産師と看護師、どんな違いがあるの?・まとめ

  • いずれも国家試験を受けるが、助産師の養成学校は入試倍率が高い
  • 看護師は医師のサポート、患者のケアを中心とした仕事
  • 助産師は分娩の介助や妊産婦のケアを担当する
  • 助産師の方が、平均して90万円程度年収が高い
  • 看護師は感謝の言葉をもらうこと、助産師は生命の誕生がやりがいになる
  • 看護師、助産師とも、責任感や目的意識がしっかりした人が向いている

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