助産師の夜勤手当は大きいよね!

助産師、夜勤の手当てってどのくらい?

妊婦さんのお産や新生児のお世話には昼も夜も関係ありません。

いつ始まるか分からないお産、生まれたばかりの赤ちゃんの授乳介助など、助産師の仕事は夜間が最も忙しいといわれるほどです。

そんな助産師の収入のうち重要になるのが夜勤手当てです。

ここでは助産師がもらえる夜勤手当てはいくらぐらいなのか、その他の手当てにはどんなものがあるのかをまとめています。

ぜひ、みなさんのお仕事や転職に役立ててくださいね。

助産師の夜勤手当ってどのくらいなの?

夜勤手当てとは

夜勤手当ては「夜間勤務手当て」の略称です。労働者が働く正規の勤務時間として、夜間勤務をしたときに支給される手当てのことを夜勤手当てといいます。

夜勤手当ては労働者が雇用主から夜間勤務を命じられたときに報酬として支給されます。

実際には勤務スケジュールに夜勤が組み込まれているパターンが多く、その手当ては給料支給時に「夜勤手当て」などとして加算されるものです。

夜勤手当ての相場

助産師の夜勤手当ての金額は、勤務先の経営方針や地域の物価などによって多少の違いがあります。

大都市の大手病院であれば高めで、地方の小規模病院であれば低めという傾向が見られます。

全国的な平均でいうと助産師の夜勤手当ては、約8000~1万5000円程度が相場です。

これは1回あたりの金額で、月に2回夜勤をすると約1万6000円~3万円程度になります。月3回であれば約2万4000~4万5000円です。

夜勤手当てには差がある

夜勤手当てには明確な決まりはなく、勤務先の就業規則や給与規定によって差が出ます。

例えば少ないところでは夜勤1回につき1000~1500円というケースもあります。

多いところであれば1回につき1万5000~2万円というケースもあり、勤務先によってかなりの差があると考えて間違いないでしょう。

また、同じ夜勤でも二交代と三交代では手当の金額が違う場合もあります。

二交代とは「日勤+夜勤」のシフト制、三交代とは「日勤+準夜勤+深夜勤」のシフト制のことです。

こうしたシフトで24時間勤務を回していくわけですが、二交代より三交代の深夜勤のほうが手当てが高くなるのが一般的です。

夜勤手当てに関する法律

二交代制・三交代制を問わず、夜勤をした際に支給されるのが夜勤手当てです。

ただし夜勤手当ては法律で定められたものではなく、従業員が正規の勤務時間以外の時間帯に働いてくれたことに対する報酬という意味合いしかありません。

労働基準法などの法律では、雇用主側に夜勤手当てを支給する義務の定めはないわけですね。

ほとんどの場合、夜勤手当てが支給されるのは従業員への福利厚生やモチベーションアップの意味合いが強いということになります。

夜勤手当と混同されがちなのが、労働基準法で定められた深夜割増賃金です。こちらは深夜に従業員を働かせた場合、必ず支払われなければならない報酬です。

深夜割増賃金は原則として午後10時~翌朝5時までに労働に対して支給されます。割増率は通常の賃金プラス2割5分増しとなっています。

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助産師がもらえるその他手当とは

助産師が受け取れる手当ては夜勤手当ての他にもあります。以下に、受け取れる可能性のある各種手当てについて説明します。

資格手当て

助産師など特定の資格に対して支給される手当です。助産師の場合は「助産師資格」に対して支払われるのが一般的です。

勤務先によっては、この資格手当てで助産師と看護師の給与調整をしたり、医療スタッフとの給与バランスを取るところもあるようです。

支給額は月3~5万円程度が相場となっています。

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調整手当て

給与を調整するための手当てです。前の職場の給与とバランスを取ったり、周囲のスタッフの給与とのバランスを合わせるために支給されます。

調整手当てという名目ではなく、資格手当てでバランスを取る勤務先もあります。支給額は給与水準によって異なります。

分娩手当て

助産師が分娩介助をした場合、その回数に応じて支払われます。

1回の支給額の相場は2000~1万円程度と幅がありますが、分娩の介助をすればするほど支給額がアップするのでモチベーションのアップにつながります。

勤務先によっては分娩手当てがないところもあります。

待機手当て

いわゆるオンコール手当てです。突発的なお産や緊急事態に備えて自宅待機を命じられた場合、待機(オンコール・拘束呼出し・救急呼出し)手当てが支給されます。

1回の支給額の相場は1000~2万5000円程度とかなりの幅があります。待機だけで呼出しがなくても支払われるのが一般的です。

衣服手当て

特別指定衣服手当てと呼ばれることもあります。

助産師の仕事に必要な白衣やナースシューズなどが支給されない場合、購入費用や管理費用として支払われるものです。

ただし、ほとんどの勤務先では現金ではなく現物支給されています。

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その他の手当て

・通勤手当て
職場に通勤するための交通費のことです。多くの場合、上限額が定められており、現金ではなく定期券を支給するところもあります。

・住宅手当て
借家や賃貸アパート、賃貸マンションなどに住む従業員に支給されます。相場は5000~3万円程度です。

・食事手当て
昼食や夜食のための手当てです。食事が支給される職場では手当てがないことが多いようです。

・年末年始手当て
年末や正月などに出勤する従業員に支給されます。相場は1日あたり1000~5000円程度です。

・残業手当て
正しくは時間外勤務手当てといい、法定労働時間を超えた勤務に対して25%増しの給与が支給されます。

以上が助産師が受け取る可能性のある主な手当てです。雇用主によっては手当てを支給することを前提に基本給を設定しているところもあります。

その場合、手当てが減れば毎月受け取れる給料も少ないという結果になります。

各種手当ては毎月の給与に影響があるものです。転職先を検討する際は手当ての種類や金額に注目してみるようにしましょう。

助産師の方で求人先を探したいなら、助産師を専門にした転職支援サイトを利用しない手はありません。

助産師専門の転職支援サイトを活用すると、諸手当の種類や金額などの情報を得やすくなります。

また、助産師の転職に経験豊富なアドバイザーからアドバイスを貰えるので、上手に活用してください。

<助産師、夜勤の手当てってどのくらい?のまとめ>

  • 夜勤手当ての相場は1回あたり約8000~1万5000円程度
  • 月に2回夜勤をすると約1万6000円~3万円程度になる
  • 助産師の夜勤手当てには幅があり金額は勤務先によって違う
  • 高いところは1回につき1万5000~2万円というケースも
  • 他には資格手当てや分娩手当て、待機手当て等がある

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