アルバイトでも十分なお給料が期待できるね

アルバイト(パート)助産師の時給って?

命が誕生する尊い瞬間に立ち会う助産師は、出産時だけでなく妊産婦のケア、産前産後の指導を行うなど、妊娠・出産全般のエキスパートとして活躍します。

正社員としての雇用もありますが、実はパートやアルバイトとして働く助産師も大勢います。

女性である助産師自身も出産や育児を経験し、そのタイミングでいったん仕事を辞めたのち改めて、「資格を活かして働きたい」と考える方が少なくありません。

そんなときには、パートやアルバイトの方が融通が利きやすくなるのです。

パートやアルバイトとしての勤務条件や働き方については、助産師ならではの事情も発生します。

アルバイト、パート助産師の時給はどのぐらいなのか、求人でチェックしたいポイントなどを押さえておきましょう。

アルバイト(パート)助産師の時給ってどのくらい?

助産師の非常勤求人はクリニックが多め

「家事や育児と両立しながら働きたい」「夫の扶養範囲内で働きたい」というとき、パート・アルバイトという働き方ができるのは助かります。

病院やクリニック、保健センターといった公的施設、訪問看護など、助産師の職場にはいくつかの種類があり、求人そのものは少なくありません。

そのなかでアルバイト、パートの募集は、クリニックからのものが多く見られます。

総合病院でも産婦人科があれば当然助産師が必要ですが、ほとんどの場合常勤で募集されます。

もちろん病院・病棟からのアルバイト募集もありますが、比率としてはクリニックや診療所が多めとなっています。

<関連記事>:助産師が助産院で働くメリットは?

日勤でのアルバイト時給は?

資格職である助産師のアルバイト時給は、他の一般的なアルバイトよりはもちろん高めです。

ただし地域や施設、仕事内容によっても幅があり、日勤での時給は大体1,400円~2,400円程度となっています。

条件は色々で、1日4時間に集中して週4~5日勤務したり、1日6時間で週3日、常勤日勤と同様にしっかり働くなど、自分の都合に合わせて検討できます。

ひとつの施設で雇用する助産師数は多くないので、アルバイトやパートでも業務内容は常勤とほとんど変わりません。

そのため勤務終わりであっても、お産が始まれば残業になることがあります。

また、初めは平日のみの勤務でも、仕事に慣れてくると土日祝日の勤務をもちかけられるケースも見られます。

夜勤のアルバイト時給は?

アルバイト、パートでも、夜勤ありの二交代制や夜勤専従での求人が見られます。

夜勤ではやはり給与条件が良くなっており、17時~翌9時頃の1回で、30,000円~40,000円の支給が相場です。

分娩の有無に依らない固定給の場合と、分娩件数によって1件2,500円などの手当てがプラスされる場合とがあります。

夜勤スタッフは、常勤助産師とのペアの場合もあれば、助産師は自分一人で他は看護師というところもあります。

いずれにしてもスタッフが少なめな分、パートやアルバイトでも助産師としての経験や判断力が求められます。

そのため、採用条件に臨床経験を挙げる求人もあります。

<関連記事>:助産師、夜勤専従として働くメリット

助産師のバイト・パート求人でチェックしたいポイント

給与は詳しくチェック

資格職で時給もまぁまぁいいから・・・と時給額だけを見て求人を選んでしまうと、「実際に支給されてみたらそれほど好条件ではなかった」「他の助産師と比べて収入が低い」ということになりかねません。

アルバイトやパートでも、常勤よりは少ないもののボーナスが支給される職場があります。1ヶ月分だけでも、プラスされれば有難いですよね。

ボーナスの有無の他、分娩の手当や昇給はあるのか、退職時の手当てはどうかなど、給与については事前に詳しくチェックし、納得できる求人を選びましょう。

入職後の試用期間がある場合、その間の時給が低くなり、小さな子供を預けて働く場合に収入が保育料と変わらない・・・というケースも考えられます。

働いている意味がないということにならないよう、事前にしっかり試算しておくようにしてください。

扶養範囲内で働く場合注意が必要

資格職で時給が良いだけに、配偶者の扶養範囲内で働きたい場合には注意が必要です。

所得税や社会保険料を負担せず、できるだけ損をしないように働くには、年収の壁を意識しなければなりません。

そのつもりで計算していも思わぬ手当があったり、忙しくて出勤を頼まれるなどしているうちに、年収が上がり過ぎてしまう可能性があります。

期末には年収を調整して働くことが可能かどうか、あらかじめ確認しておくと安心ですね。

雇用条件をしっかりチェック

パート、アルバイトの場合、雇用期間に期限があるのか、更新の条件などもチェックしておきたいポイントです。

各種社会保険に加入するための条件や、休憩、長期休暇があるかどうかも確認しておきたいところです。

<関連記事>:助産師、ブランクがあっても転職できる?

働いてみたら違った・・・をなくすためには

転職では、求人に書かれていた内容と実際に働く環境が違う、というミスマッチが起こりがちです。

アルバイト、パートとして働いている助産師からは、「サービス残業や研修できつい」「条件はいいけど子供のお迎えが遅れがち」「子供の体調不良でも休めず家族に負担がかかっている」「同じ境遇のスタッフがいないので肩身が狭い」といった声も聞かれます。

こんなはずではなかった、と後悔しないために、看護師専門の転職サイトの利用をおすすめします

助産師のパート、アルバイトという基本条件だけでなく、重視したい条件を絞って、希望に合う求人を効率よく探すことができます。

専任のエージェントに色々と相談できるのが、転職サイトの最大の利点です。

ブランクが不安な場合にはそれを伝えて、受け入れ態勢の整った職場を紹介してもらったり、絶対に子供のお迎えに間に合うようにしたい場合、残業なく定時で帰れる職場を紹介してもらうことができます。

求人には書かれていない、その職場での実際の状況を確認できるので、入職後に「話が違う」となるリスクを減らすことができます。

<アルバイト(パート)助産師の時給って?・まとめ>

  • アルバイト、パートの求人はクリニックからが多め
  • 時給は日勤で1,400~2,400円、夜勤は1回3~4万円程度
  • 夜勤は経験が必要でベテラン助産師向き
  • ボーナスや各種手当について事前にチェック
  • 扶養範囲内で働く場合年収の調整が必要
  • ミスマッチが無いよう転職サイト利用がおすすめ

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