助産師は結婚や出産などでフルタイムの勤務が難しくなってしまうケースが多く、出産後に復職したくても、なかなかライフスタイルに合わせた職場を見つけられないという人が多いようです。
もし単発で自分の空いた時間に助産師としての仕事ができれば、ブランクを作らずに済みますし、助産師としてやりがいのある仕事をしていきいきと毎日を過ごせるのではないでしょうか。
そこでこちらでは、助産師の単発のアルバイトについて深く掘り下げています。
目次
単発バイトの魅力
自分の好きなときに働くことができる
助産師の単発バイトの魅力は、なんといっても好きな日時に働けるという点です。
育児中の人は、保育園や学校の行事や予防接種など、イレギュラーな予定が入ってしまうことが多いので、レギュラーで働いていると突然お休みを取らなければならず職場に迷惑をかけてしまうことがあります。
単発バイトであれば、必ず出勤できる日を自分で選んで働くことができるので、気持ちも楽ですし、職場に迷惑をかけることもありません。
子どもがいない人でも、予定があったり時間が読めない生活をしている人は、単発バイトのように自分で働く日を選べれば、ストレスなく助産師の仕事に就くことができますね。
また単発バイトの場合、ダブルワークが可能となっているところが多いのも魅力です。単発バイトをいくつか掛け持ちすれば、より自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
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報酬が高めに設定されている
常勤の助産師と比較して、単発バイトはやはり報酬が高めに設定されている傾向にあります。
これは急にシフトインしても即戦力として活躍できることや、常勤の助産師と円滑なコミュニケーションを取る必要があるなどのリスクを加味していると思われます。
逆に単発バイトであれば、仕事さえしっかりこなせば人間関係のわずらわしさを感じることなく気楽に働けますので、さらに報酬が高ければ言うことなしです。
ちなみに単発バイトの報酬は、夜勤の場合1回20,000円から30,000円前後で募集している医療施設が多いようです。
経験が浅い助産師でも就業可能
単発バイトを募集している病院では、急な欠員や深刻な人手不足など、とにかく急いで人材を確保したいというところがほとんどなので、経験年数などにこだわらず、経験が浅い助産師でも働ける募集が多いのも魅力のひとつ。
助産師としての経験が浅いまま出産などで退職してしまったという人も、安心して単発バイトにチャレンジできます。
特に夜勤専従であれば医療行為なども少ないので、より働きやすいようです。経験が浅い人だけでなく、ブランクを気にする人も安心して応募できるのは大きな魅力であるといえるでしょう。
病院側のメリットも大きい
単発バイトには、病院側のメリットもあります。病院で急な欠員が出てしまうと、空いた分の仕事は既存の助産師がこなさなければならず、夜勤の日数が増えてしまったり、日勤でもさらに忙しくなってしまうことは避けられません。
この状態が続くと、既存の助産師は疲労もストレスもピークに達し、体調を崩してし辞めてしまうなど、悪循環となってしまうのです。
ここに単発バイトが助っ人に入れば、既存助産師の負担を軽減でき、業務が円滑に回りますので、単発バイトは働く助産師と病院側、双方にとって魅力的な働き方であるといえます。
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助産師の単発バイト求人はどんなところがある?
総合病院など大規模病院
単発バイトの募集でもっとも多いのは、やはり多くの人材を必要とする大規模病院です。
大規模病院は人材が必要であるのに対し、慢性的な人手不足となっているところも少なくないので、常勤の募集はもちろん、とりあえずの人材確保として単発バイトや短期バイトを募集しているところがたくさんあります。
それ以外には、保健センターや不妊治療を専門としているクリニックなどもあります。これらの求人は日勤で働けるところが多いため、家庭との両立がしやすいというメリットがありますが、求人数は少ないかもしれません。
けれど、夜勤が難しい人はチェックしてみるとよさそうですね。
夜勤専従助産師
前述しましたが、助産師の単発バイトは急な欠員などすぐさま人材を確保したい施設が求人を行なっているケースがほとんどです。そのため、就業したら即戦力として働けることが求められます。
ただ、前述したようにブランクの多い助産師でもOKとしている病院も多く、その場合やはり比較的ゆとりを持って働ける夜勤専従助産師の募集が多いようです。
夜勤専従助産師募集では、勤務日数が月に1回から週に1回などいろいろな雇用形態がありますので、自分の働ける日数で募集しているところを探してみましょう。
交替制だが月1日から働ける職場も
夜勤専従で働くことは難しいという場合、日勤と夜勤の交替制になりますが、月1回から働くことが可能な病院もあるようです。
この場合、月1日から自分の希望の日数を申告して働くことができるようで、夜勤の場合は1回あたり25,000円と報酬も高めに設定されています。
こうした働き方を選べる幅が広い求人になると、単発バイトでも働きやすいようマニュアルが充実しているところが多いので、安心して働けそうですね。
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単発バイトを始めるなら・・・
求人サイトを活用してみよう!
助産師の単発バイトは、いざやりたいと思って探してみても、なかなか情報を得ることができない場合が多いです。
そんなときは、求人サイトに登録をすると、効率よく単発バイトを探すことができます。
必要事項を入力して登録するだけで、無料で数多くの単発バイトを見つけることができ、なかなか見つけられない人は在籍しているコンサルタントに相談すれば、自分に合ったバイトを探してもらえるので、実に心強いです。
常勤の場合は病院のホームページなどで情報を得られることもありますが、単発バイトであれば求人サイトを活用するほうが断然効率的ですので、ぜひ利用されることをおすすめします。
- 助産師には「単発バイト」という働き方がある
- 単発バイトには好きなときに働けて報酬が高いなどのメリットがある
- 助産師の単発バイトは総合病院や保健センターなどで募集されている
- 単発バイトを探すなら、求人サイトに登録をして利用するのが断然便利