助産師の卵を育てたい!

助産師の転職、専門学校教員として働く



助産師は、産前産後まで妊娠全体をサポートする本来の仕事の他、看護師資格を活かして働くこともできます。資格職として需要は高く、活躍のフィールドは様々な場所へと広がっています。その働き先には、未来の助産師や看護師を教育する専門学校の教員も含まれてきます。

教員というと、助産師の仕事とはまったく別のように感じるかもしれません。


しかし、これから助産師を目指す方に、自分の経験や知識を伝えることができ、将来の安全、安心なお産をサポートすることにもつながっています。

興味はあっても「具体的にどんな待遇でどんな仕事をするのだろうか」「応募資格はどのようなものなのか」、分からない方もいると思います。助産師が専門学校教員になる場合の適性や、どうすれば教員として働けるのかについて紹介します。


助産師、専門学校教員の仕事や給料は?


専門学校教員の仕事とは

お産は十人十色であり、教科書通りにお産が行われることはむしろ少ないと言えます。そんなお産で役に立つのは、実際の経験に基づいた判断や行動です。まだ経験がない学生たちに自分の経験に基づいた生きた知識を授けることが、教員となる助産師の役割です。

仕事の内容としては、学生に対しての講義や指導、そのための関連業務です。具体的には、看護学などの講義や学習指導行動計画のチェック、教材の作成、実習病院の担当者との調整などを担当します。

待遇や給料は?

実際の求人例を見てみましょう。

・月曜~金曜週5日、8時半~17時、休憩1時間、基本給23万円
・月曜~土曜のうち週休2日制、8時半~17時、休憩1時間、年収300~700万円
 (実習指導専任教員)
・月曜~金曜週5日、9時~5時、月給37~45万円(看護師科専任教員)
 パートの場合時給2,500円

学校なので、病院勤めのような夜勤や祝日の勤務がなく、月収は23~45万円と好条件です。

施設によりますが、交通費全額支給、社会保険完備、ボーナス・昇給ありといった待遇が多く、育児休暇や定年後の再雇用制度などを挙げる求人もあります。

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専門学校教員に向いている適性とは?


教えること、学ぶことが好き

学生に講義をしたり実習指導を行ったりするのが仕事なので、教えることが好き、得意という適性が求められます。

現場の看護師や助産師にとっては当たり前のことでも、学生にとっては初めての知識や体験です。知らない人にも分かりやすく伝えられたり、その工夫ができる発想力が必要とされます。


人に教える一方で、自分自身が学ぶ姿勢もまた、教員の適性として挙げられます。以前は臨床の基本だった処置が、現在では別のものへと変わっているということは珍しくありません。

日々更新される医療情報をしっかりキャッチし、最新の知識やスキルを吸収しようとする姿勢が大切です。


自分自身が学生として学んだ時のままの知識でなく、現在の教育ではどういう知識やスキルを身につけるべきなのか、教員自身も学んでいく必要があります。

臨機応変な対応

教科書の内容はもちろん大事ですが、机上の知識だけでは実際に患者さんを目の前にして適切な看護を行うのは難しいものです。

そんな場合にどうすれば良いのか、教員となる助産師が現場で培ってきた経験をもとに、学生に指導していくこととなります。教員になるために「臨床経験5年以上」といった条件があるのは、このためと言えます。

このように助産師としての経験を伝えつつも、理論や知識を正確に伝える講師としての側面も重要です。臨機応変にそれぞれの側面を活かして指導ができる対応力が、適性として求められています。


専門学校教員で働く方法は?


専門学校教員になるためには?

教員の仕事に興味があっても、自分には資格がないから・・・と諦めることはありません。施設にもよりますが、条件をクリアすれば誰しも専門学校の教員に応募することが可能です。

国による「看護師等養成所の運営に関する指導要領」では、専任教員になる条件として以下の項目を挙げています。

・助産師として5年以上従事していること
・教育に必要な研修を修了している、
 またはこれと同等以上の学識、経験を持っていると認められること

・助産師として3年以上従事した上で、大学で教育に関する科目を履修、卒業、
 または大学院で教育に関する科目を履修していること



高等看護学校教員の場合、卒業教育機関に関係なく看護師、助産師の資格で応募することができます。そして専門学校の専任教員になるには、助産師としての勤務年数のほか、各都道府県が実施する看護教員養成講習を受けるか、もしくは大学や大学院の必要な単位を修得することになります。

改めて教育を受けるには、施設長の推薦が必要など現在の勤務先に協力を依頼することとなります。転職準備は計画的に進めるとともに、早めに上司に相談しておくようにしましょう。


求人によっては、「大学卒業以上で教育科目4単位、専門領域の実務経験3年以上」「修士課程または博士課程修了」といった条件を掲げるところもあるので、事前にきちんと確認するようにします。

教員になるためには大学院に行った方が良いのか、研究もできないとなれないのか、という質問が聞かれます。必ずしも大学院行かなければならない、というわけではありませんが、大学院で専門的に学んだ経験があった方が、求人の選択肢が広がると考えられます。


カリキュラムの中に助産研究を取り入れる学校は多く、教員にも研究の経験や基本的な能力が備わっていた方が仕事をしやすいでしょう。

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募集の時期や数は限られる

専門学校の教員は、病院などの医療機関で働く場合と比べれば求人数が少なく、募集がほとんどない時期もあります。求人情報は学校のホームページ上で公開されたり、非公開情報として、看護師専門の転職サイトなどで扱われています。

教員を目指すことを決めたら、希少な求人のチャンスや、より良い条件の求人を逃さないように、普段からアンテナを張っていることが大事です。


そのためにも看護師・助産師専門の転職サイトにあらかじめ登録しておくようにしましょう。

助産師募集の非公開求人はこのようなサイトで紹介を受けることができ、応募の条件や働く環境、学校や生徒の雰囲気なども、予め調べることができます。待遇面で交渉の必要があれば、サイトのエージェントに代行してもらうことも可能です。

<助産師の転職、専門学校教員として働く・まとめ>

  • 学生への講義や指導、教材作成や調整を行う
  • 平日、日中の勤務で月収23~45万円と高待遇も望める
  • 教えることが得意で学ぶ姿勢を持ち続けること
  • 助産師としての勤務実績、必要教育の履修が条件
  • 転職では上司への早めの相談が必要な場合も
  • 求人の時期や数が限られるためチャンスを逃さないこと

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